貸事務所にタイルカーペットを敷いたほうが良い理由は？掃除方法も解説！

貸事務所にどのような床材を導入したら良いのかで迷っている方は多いのではないでしょうか。
従業員の作業効率を上げるためには、貸事務所に敷く床材にこだわることが大切です。
そこで今回は、多くの貸事務所で採用されているタイルカーペットとは何か、タイルカーペットを敷いたほうが良い理由は何か、掃除方法はどうするのかについて解説します。
貸事務所の床材でお悩みの方は、ぜひ今後の参考にしてみてください。

貸事務所におすすめ！タイルカーペットとは何か？

床材のなかには、タイルカーペットと呼ばれるものが存在します。
しかし、タイルカーペットとはそもそもどのようなものか、あまり良く知らない方もいるのではないでしょうか。
まずは、タイルカーペットとは何かについて解説します。

タイルカーペットとは？

タイルカーペットとは、「タイル状に裁断されたカーペット」のことです。
通常のロールカーペットとは異なり、1枚ずつ独立して敷き詰められる点が特徴でしょう。
そのため、貸事務所をはじめ、多くのオフィスの床材として使用されています。

サイズや形状の特徴

タイルカーペットのサイズは一般的に50cm×50cm、または40cm×40cmが主流ですが、メーカーによって異なる場合があります。
正方形が多い傾向にありますが、長方形や六角形など、ユニークな形状のものも存在します。
これにより、オフィスのインテリアに合わせてデザイン性を追求することが可能です。

1枚ずつ敷ける手軽さ

タイルカーペットの大きなメリットは、1枚ずつ敷ける手軽さです。
床全体に敷き詰めるだけでなく、一部分だけを敷くこともできます。
また、汚れやダメージが気になる部分だけを簡単に交換できるため、メンテナンス性にも優れています。

組み合わせ次第で自由なデザインが可能

タイルカーペットは、異なる色や模様を組み合わせることで自由度の高いデザインが可能です。
たとえば、企業のコーポレートカラーを取り入れたパターンや、ゾーニングのための色分けを施すこともできます。
この柔軟性が、貸事務所をはじめとするオフィスの床材として採用されている理由のひとつといえるでしょう。

貸事務所に敷くタイルカーペットの選び方

タイルカーペットには多様な種類があり、目的に応じて適したものを選ぶことが重要になります。
たとえば、歩いたときの踏み心地を重視するなら、弾力性のあるカットパイルが適しているでしょう。
通常、タイルカーペットのパイルはループ状になっています。
しかし、そのループ部分をカットすることにより、踏み心地の柔らかさを実現しています。
また、防音性にも優れているため、貸事務所内で足音を響かせたくない場合にもおすすめです。
ただし、カットパイルは耐久性に劣るため、より長持ちさせたい場合は、一般的なループパイルを選ぶのが賢明です。

貸事務所にタイルカーペットを敷いたほうが良い理由

貸事務所の床材としてタイルカーペットを選ぶ理由は多岐にわたります。
そのなかでもとくに注目しておきたいのは、快適性や実用性の向上です。
ここでは、貸事務所にタイルカーペットを敷いたほうが良い理由について解説します。

理由①騒音対策に効果的

貸事務所では、椅子を引く音や足音などの騒音が発生しやすい点は避けられません。
あまりに大きな音が出ると、従業員の作業効率が低下する恐れがあります。
複数のテナントが入っている貸事務所では、他社からクレームが来る可能性も考えられるでしょう。
しかし、貸事務所の床にタイルカーペットを敷くことで、音を吸収して周囲への騒音を軽減することができます。
足音などをなるべく軽減したい場合は、遮音性の高いタイルカーペットを選ぶことをおすすめします。
遮音等級を示すLL値は1～5の5段階に分かれており、数値が高いほど遮音性が高い製品です。
そのため、タイルカーペットを選ぶ際にはLL値にも注目することをおすすめします。

理由②ホコリの抑制

タイルカーペットは、ホコリが舞い上がるのを抑える効果が期待できるでしょう。
繊維がホコリを一時的にキャッチするため、空気中のホコリが減少し、より清潔な室内環境を保つことが可能です。
フローリングと比べると、タイルカーペットを敷いた場合、ホコリが舞う量が半分以下に減少するといわれています。
貸事務所内の空気品質を向上させるためには、タイルカーペットは効果的な選択肢です。
ホコリの舞い上がりを防ぎたい場合は、制電性が高いタイルカーペットがおすすめです。
制電性が高いかどうかは、制電マークの表示で判別できます。

理由③保温性がある

タイルカーペットは保温性が高く、足元からの冷えを防いでくれます。
フローリングは断熱効果が低いため、冬場になると底冷えしてしまうことがあります。
しかし、タイルカーペットを敷くことで寒さ対策になり、冬場でも快適に過ごせるようになるでしょう。
室温が快適でなければ作業効率が低下する恐れがありますが、タイルカーペットを敷くことで冬場でも仕事に適した環境を維持することができます。
また、消臭や防ダニ、防汚などの機能が備わったタイルカーペットもあるため、場所に応じて適した製品を選ぶことで、貸事務所をより快適な環境に仕上げることができます。

貸事務所に敷いたタイルカーペットの掃除方法

タイルカーペットはメンテナンス性にも優れていますが、正しい掃除方法を知っておくと、さらに快適な環境を維持することが可能です。
ここでは、貸事務所に敷いたタイルカーペットの掃除方法について解説します。

掃除方法①掃除機を使う

普段のタイルカーペットの掃除方法は、掃除機を使用することが基本です。
タイルカーペットの繊維にはホコリや汚れが溜まりやすいため、定期的に掃除機をかけることで清潔な状態を維持することができます。
掃除機をかける際のポイントは、毛の流れに逆らっておこなうことです。
また、集じん力の高い掃除機を使用すると、より効果的に掃除ができます。

掃除方法②月に一度は汚れを水拭きで除去

コーヒーをこぼしたり、泥汚れが付着した場合の掃除方法として、水拭きが有効です。
中性洗剤を混ぜた水で濡らした雑巾などを使用し、まず毛の流れに逆らって拭き、その後毛の流れに沿って拭き上げましょう。
タイルカーペットは耐水性が高いため、濡れた布で軽く拭くことで汚れを比較的簡単に取り除けます。
ただし、タイルカーペット内に水分が残るとカビの原因となるため、拭いたあとはしっかりと乾燥させることが重要になります。

掃除方法③シミ取り用の洗剤を使う

油分のある汚れがついてシミになった場合は、ベンジンや汚れ落とし用の洗剤を使用して落とします。
洗剤を一度に大量に使用するとシミの原因となることがあるため、少量ずつ使用するようにしましょう。
汚れた部分を取り外して洗浄し、乾燥させることで元どおりにできるのは、タイルカーペットならではのメリットといえるでしょう。

まとめ

タイルカーペットとは40～50cm角ほどのカーペットで、貸事務所の床に1枚ずつ敷けるほか、組み合わせによってデザイン性を高められる特徴があります。
貸事務所にタイルカーペットを敷くと遮音性が高まったり、ホコリの舞い上がりを防げたり、底冷えを防げたりするのでおすすめです。
貸事務所に敷いたタイルカーペットを清潔に保つには、定期的に掃除機をかけるとともに、月に一度は水拭きをすると効果的です。